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今回はGIS(地理情報システム)についてのお話です。

GIS(地理情報システム)とは、Geographic Information Systemの頭文字をとったもので、地図とさまざまな統計データ等をコンピューターで統合的に処理し、検索や解析の結果をわかりやすい形で表示するシステムです。また、GISの普及には電子地図(空間データ基盤)の整備が欠かせないため、電子地図市場も活況を帯びてきています。

近年、コンピューター関連の技術革新により、社会の情報化が急速に進んでいます。
そのような状況のもとでは、情報そのものの整備が不可欠です。情報の中でも、地理的な情報を基本的な枠組みとして、それに結びつけてあらゆる情報を扱う仕組みを持った情報は、インフラ的な性格を持つことから特に重要となってきています。

「新しくコンビニを出店するのに最適な立地場所は?」とか、「洪水が起こったときに被害がおよぶ範囲や程度は?」とか、わたしたちの身のまわりに空間的な情報を扱うテーマは意外に多いものです。GISはこうした問題を地図上で柔軟にシミュレーションすることができます。

GISは、幅広い分野での利用が進められています。例えば、行政面では、施設管理、政策決定支援、防災、環境影響評価、福祉等、また民間では顧客管理、マーケティング等で採用されています。

防災面においては、1995年1月17日の阪神大震災をきっかけにGISの重要性が認識されるようになり、各自治体で取り組みが行われようとしています。震災時の被害予測、震災後の被害実態解明、復旧活動の支援などに有効利用を図ろうとしています。

民間企業のマーケティングとしてGISを導入している会社も増えてきています。新規店舗を出店する場所や品揃えを決定する際に、GISを利用して、周辺住民の年齢分布や世帯数、駅からの距離、周辺の交通量、競合する店舗との位置関係などに基づいた計画を立てることができます。運輸分野において宅配便などの配送サービスでは、荷物の位置確認のほか、巡回の最短コースを検索するシステムが各社で研究、実験段階に入っているそうです。

例えば、日本マクドナルド社では独自にGISを構築し、出店計画などの際に生かしています。徹底した市場分析をもとに積極的な出店攻勢をかけた結果、店舗数をわずか5年間で3倍に増やし、他社を圧倒するシェアを獲得したことが挙げられます。

また、変わったところでは、北海道にある釧路湿原では特別天然記念物のタンチョウの保護にGISを利用しています。80年ほど前は絶滅したと考えられていたタンチョウが、今では約600羽に増加し、それに伴い、巣をつくれる場所が減少傾向にあることからGISを用いて営巣地の解析を行いました。解析には25,000分の1の地形図から取り出した湿地、水系、道路、家屋の地図記号と、94年に現地観測されたタンチョウの営巣地をプロットした図をそれぞれ数値化し、これに土地被覆データなどを加え分析しました。その結果、釧路湿原には残された営巣可能地が少なく、飽和状態に近いことが分かりました。

GISが有する分析能力は画期的なものです。GISがいかに便利な道具であっても、もとになるデータの作成や更新などは地道な作業の積み重ねです。また、いったん導入したとしても、ユーザーが十分な運用能力を持っていなければ無駄になってしまいます。GISを理解し応用していくのは人間のアイデアにほかならないのです。

アイサンテクノロジーの取り組み
地方自治体をターゲットとした統合型GISパッケージ商品を販売しております。統合型GISの基幹部分である、共用空間データの管理、検索、閲覧機能を提供します。

製品導入するだけで、共用空間データの管理、検索、閲覧といった統合型GISの基本機能を実現できます。ビューアにより、庁内全職員が地図データを閲覧する環境を容易に構築することができます。

また、 GISの共用空間データ品質点検・検査を自動で行うという特徴を持っております。


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