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 <<第5講>>鉛直線偏差と角への補正
ジオイドと鉛直線偏差
実際の地球が作るポテンシャルWのうち、水準楕円体のもつポテンシャルU0と等しいW0がジオイドと定義されます(図参照)。ジオイドの概念は、“平均海面とその陸地への延長”です。鉛直線偏差はジオイドの傾きですから、ジオイド高を微分することにより求まる量です。
鉛直線偏差の角度に及ぼす影響
鉛直線偏差は準拠楕円体の法線を基準にした鉛直線の微小な傾きですから、鉛直線偏差が水平角に及ぼす影響は、図のようにセオドライトの鉛直軸の傾きに相当します。
その影響は、次のラプラスの式によって水平方向の補正量刄ソ及び高度角への補正量儼 を計算できます。
刄ソ=ηtanφ+(ξsinα−ηcosα)tanV
凾u=−(ξcosα+ηsinα)
ただし、ξ:南北成分,η:東西成分,V:高度角,α:方位角
図は国土地理院提供による“日本のジオイド2000(GSIGEO 2000)”です。重力から求めたもので、“重力ジオイド”と呼びます。ここに示されたジオイドの傾きが“ジオイド鉛直線偏差”になります。

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