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 <<第16講>>ハイブリッド測位処理ソフトの開発
■ガソリン車と電動モーターの動力による自動車は、「ハイビリッド車」などと呼ばれています。これになぞらえて、TSとGPSを組合せた測位を「ハイビリッド測位」などと呼ぶ人もいます。
■90年代に入り、GPS測量が実用化及びTSの性能も向上があり、日本ではGPSとTSを組み合わせた観測値の処理の研究が始まりました。世界的にみれば、数式などは40年前の教科書に載っているので、新しいことではありませんでしたが。特に、問題点となったのが観測値の重みですが、本誌をかりたこれまでの連載で問題の所在が明らかになったと思います。
■筆者は90年代に入ると間もなく、この「ハイブリッド」の開発に取り組みました。これまで何度か商品化を試みましたが実現しませんでした。最近、「某社がGPS・TSを組み合わせた機器を発売」、「準天頂衛星の打ち上げによる都市部でのGPS活躍場面が増した」、「ネットワーク型RTK-GPSマニュアルの公開」などがあり、上記ソフトの商品化の機が熟してきたように思います。
■弊社では、ネットワーク型RTK-GPSマニュアルが公開される前、調査士に特化した「ハイブリッド測位処理ソフト」である「平成検地/BMB」を発売しました。それに続いて、GPSとTSデータを組み合わせた「ハイブリッド測位処理ソフト」を開発しました。同時処理できる観測値は、単点観測(座標)値、基線ベクトル、方位角、方向、挟角、高低角、水準比高、ジオイド高などです。各観測値の重みは、公共測量作業規程に定められた値を使いますので、同規定に準拠したものとなります。
まだ、発売製品にはなっていませんが、市場の動向を把握して発売を開始したいと思っています。

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