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TKY2JGDを有効活用する!その事例とツール
6.Trans/EDXが示す「ゆがみ」
繰り返しますが、3パラメータによる座標変換は原点から遠ざかるに従い誤差が大きくなりますが、1km×1km程度の小範囲では図形はゆがみません。一方、格子点毎の地域毎のパラメータは異なった誤差をもっていますので1km×1kmの図形はゆがんで座標変換されます。
3パラメータによるゆがみのない1km×1kmの図形を基準にして、ゆがみをもった地域パラの図形の「ゆがみ度」を定量的にあらわしました。そのゆがみ度は公共測量作業規定に定められた観測値の誤差の許容範囲と結びつけられています。したがいまして、Trans/EDXに示された値を使えば、座標変換精度を数量的に見当をつけることができます。具体的には「角度誤差」と「面積誤差」であらわしています。弊社の「特許」であります。
計算例
下の図はTKY2JGDにより計算した結果です。3パラメータによる変換結果は、図形はゆがみませんが、基準面が準拠楕円体面になった分若干縮小しています。一方、地域毎のパラメータによる変換結果はゆがんでいます。
▲図5 3パラメータと地域毎パラメータの計算例
こうしたゆがみ具合や面積の変化を「角度誤差」と「面積変化率」として定量化し、それらを色づけしました。
弾性論の適用
図形が変位したために図形はゆがみます。変位は、『変位=平行移動+微小回転+ゆがみ』として表せます。このなかの「ゆがみ」から、「面積変化率」と「角度誤差」の二つの物理量を取り出します。これら二つの物理量は座標系に対して「不変」な量なので、信頼度の高い物理量として扱えます。面積変化率を図6に示しました。赤色は面積が増えた地域、青色は面積が縮小した地域です。
この地域で青色地域が多いのは、太平洋プレートなどにより関東南部が陸地に押し込まれた結果と推定できます。伊豆半島の赤色地域は火山の影響などで地殻が膨張隆起した結果と推定できます。いずれも国家基準点座標の不整合の様子を示したものです。
▲TKY2JGDの座標変換に伴う面積変化率
Trans/EDX画面より、数値はppm

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