| 高精度 座標変換ツールTrans/LSC |
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| 5.最小バイアス変換 |
| 境界点などの座標変換では、住民の土地財産権を保存するため、旧座標の相対関係が保存されることが絶対条件です。それには、旧網図にしたがった「最小バイアス変換」が必要になります。この「最小バイアス変換」は弊社の理論活動の成果であり、住民の土地財産権が保存されたまま、正確な世界測地系への移行が可能になります。 |
| 最小バイアスについて昔の三等三角測量の例を示します。三等三角測量は全国を約1000ブロックに分けて処理されています。各ブロックは「部号」と呼ばれ、部号と部号の接合部は不整合を生じやすくなっています。図に示す部号Aと部号Bはそれぞれ異なったバイアスをもっていますので、場合により2つの部号間で大きな座標の不整合を生じることがあるのです。 |
| したがいまして、部号Aに属するP点から部号Bに属するQ点まで多角測量を行った場合、大きな閉合差を生じることがあるのです。事情を心得た測量士は"異なった部号の三角点を既知点として選ばない&qout;ようにしています。 |
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| バイアスが部号毎に異なった場合がありますから、座標変換を行う場合、部号A及びBを同一の変換パラメータで処理すると座標変換精度を悪くする場合があります。したがいまして、同一部号毎に変換パラメータを求めて座標変換を行うことが最も正確な結果を得ることができるのです。もともと、網平均結果から得られた座標は「バイアス(偏り)を持った推定値」です(Bossler, 1973 :A note on the meaning of generalized inverse solution in Geodesy. J. Geophys. Res. 78,pp.2616)。同一部号で座標変換処理をすることは「最小バイアス変換」になり、理論的に高精度座標変換結果を導きだすことができるのです。私はこうした方法を「最小バイアス法」と名づけました。こうした理論は、地籍測量の年度別区割りまたは公共測量のブロック別区割りなどに応用できます。さらに厳密には、地籍測量または公共測量などにおいて、旧測量網図の既知点関係を調べ、路線毎に座標変換を行う処理を行うことができます。 |
| Trans/LSCにおいて、画面の配点図から「最小バイアス」のデータは、画面上の配点図をマウスで「範囲選択」することにより得られます。 |
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| <論理矛盾?> |
| 「旧座標の不整合が大きいから整合のよい新座標にする」ということと「旧座標の位置関係を保存したまま新座標に変換する」ということは論理矛盾のように感じます。旧座標は広域的にみると不整合が大きい場合があるのですが、住民の所有する狭い領域では十分な精度を保っています。広い地域の誤差は、狭い地域には分配されて無視できる誤差範囲になります。測量の性質です。 |