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4.Trans/LSC は、略式方式である !?
Trans/LSCは旧座標として日本測地系の公共座標(x,y)をそのまま使ってGPS測量結果などの新座標と比較して変換パラメータを求めています。これは正確でなく略式計算です。正確な計算は、日本測地系の公共座標(x,y)をいわゆる「世界測地系」へ変換した後に新座標と比較して変換パラメータを求めなければなりません。つまり、「標高」に「日本のジオイド96から求めた日本測地系のジオイド高」を加えて「日本測地系に準拠した楕円体高」を求め、世界測地系へ座標変換しなければなりません。
旧法の基準面はジオイドでした。新法の基準面はGRS80楕円体面です。それらの間にはεだけ傾きがあります。いわゆる鉛直線偏差です。関東地方における鉛直線偏差はε=20″程度は普通です。略式方式は、上の左図に示すジオイド面のAはGRS80楕円体面のA0になります。ジオイド面とGRS80楕円体面は傾いていますので、右図に示しますように、高さによってA点はGRS80楕円体面で異なったP0またはQ0などの点に変換されます。PQ点の標高差が凾gとすれば、GRS80楕円体面上の差P0Q0=凾gsinεとなります。凾g=100m、ε=20″とすれば、P0Q0=凾gsinε=100(m)×sin20″=1cmとなります。GPS観測の屋上点から地上点に取り付ける場合に、1cm程度の誤差が生じます。標高300mなら3cmの誤差をうみだすのです。

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