| 旧法の基準面はジオイドでした。新法の基準面はGRS80楕円体面です。それらの間にはεだけ傾きがあります。いわゆる鉛直線偏差です。関東地方における鉛直線偏差はε=20″程度は普通です。略式方式は、上の左図に示すジオイド面のAはGRS80楕円体面のA0になります。ジオイド面とGRS80楕円体面は傾いていますので、右図に示しますように、高さによってA点はGRS80楕円体面で異なったP0またはQ0などの点に変換されます。PQ点の標高差が凾gとすれば、GRS80楕円体面上の差P0Q0=凾gsinεとなります。凾g=100m、ε=20″とすれば、P0Q0=凾gsinε=100(m)×sin20″=1cmとなります。GPS観測の屋上点から地上点に取り付ける場合に、1cm程度の誤差が生じます。標高300mなら3cmの誤差をうみだすのです。 |