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TKY2JGD座標変換プログラムの使用にあたって−その2
2.開発製品の一人歩き
国土地理院は、以前に「TKY2WGS」を開発しました。「TKY2JGDWGS」は、GPS測量の基線解析に使うWGS84座標を得る目的で開発されたものです。日本測地系座標をWGS84座標へ変換するもので、変換誤差は数mまで許されます。しかし、「TKY2WGS」が開発者の手を離れた瞬間に「一人歩き」をはじめました。目的はともかく、日本測地系座標をWGS84座標へ変換するツールとして使われはじめました。正確なWGS84座標を得る目的で、三角点成果の日本測地系からWGS84への座標変換に使う例も見られました。その結果、「成果が合わない」などと騒ぎだすわけです。
「TKY2JGD」の場合についても、開発者の意図を離れて「一人歩き」している場面に、私はしばしば直面するわけです。前回は警鐘を含めて基準点に関する「TKY2JGD」使用限界を詳しく述べたところですが、使用者は「TKY2JGD」の仕組みをまず十分に理解する事が、必要ではないでしょうか。

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